子供と登山!登る山の選び方と注意するべきポイント


子供と登山!登る山の選び方と注意するべきポイント
ちょっとしたアウトドアブームの今、家族で始められるレジャーのひとつとして「親子登山」に注目が集まっているようです。さすがにいきなり標高2000mを超えるような山にチャレンジするのは無謀ですが、まずは本当にレジャー感覚で登れる山から始めて少しずつ目標を上げていく…と、子供の成長に合わせて長期間続けられるという点も魅力ですよね。
なかにはすでに登山経験のあるお父さんお母さんもいるかもしれませんが、子供をチームにくわえる親子登山の場合は大人だけの場合とはまた違った注意が必要です。
ここでは、「山の選び方~子供に登山を楽しんでもらうためのポイント」までを順を追って見ていきましょう。

まずは「コースタイム2時間以内」の山を選ぶ

初めて親子登山に挑むときは、子供の体力に合わせた難易度の低い山を選ぶのが基本。ここで目安にするのは実際に歩くことになる時間、「コースタイム」です。
登山コースには普段着でも歩けるような遊歩道もあれば、難易度の高い岩場や崖が頻出するものもありますので、「標高」や「コース距離」は参考程度にとらえてください。小学校低学年までの子供の場合、まずはコースタイム2時間程度の山で様子を見ましょう。

徒歩以外の移動手段がある山を選ぶ

途中で子供が疲れてしまったときや何らかのアクシデント発生に備えて、ロープウェーやケーブルカーなどの別ルートが確保されている山がおすすめです。関西エリアでは妙見山や金剛山、関東エリアなら高尾山、那須岳などはどれも片道1時間ちょっと、ロープウェーも利用できるため初心者向けです。

優先するべき装備は「靴」と「雨具」

最初は履きなれた運動靴と雨具さえあれば、登山用具一式をいきなりそろえる必要はありません。また、本格的な雪山登山に挑むのでなければ、防寒具も登山専用品でなくても良いでしょう。
ただしコースタイム3時間以上かかる山は別次元。このレベルに挑戦するのであれば、最低でも靴と雨具は登山専用のものを用意してください。
山でのトラブル時に安全性や生存率を大きく左右します。

「登頂すること」だけにこだわらない

親としては「子供に最後までやり遂げてほしい」という想いから、とにかく頂上までたどり着くことにこだわってしまうかもしれません。でも子供は大人に比べて自分自身の体調の変化に鈍感。熱中症やねんざなどの体の不調を上手に伝えられないこともあります。また、それが子供特有の気分的なものであっても、集中力が極端に低下した状態で登山を続けるとケガのリスクも上がります。
場合によっては、途中下山やロープウェーの利用を検討しましょう。
子供にとっても無理やり登らされるよりは、「次こそは」というリベンジ意欲につながりやすいはずです。

最低限の応急処置セットは携行する

親子登山している人たちの声を聞くと、「絆創膏、虫よけスプレー、熱中症対策飲料、テーピング、冷却ジェルシートは必須携行品」だそうです。特に長時間歩きっぱなしの登山中は足首を痛めやすいですから、事前にテーピングの基本的な巻き方を練習しておきましょう。また、スズメバチなどの害虫に刺されたときのことを考えて、「ポイズンリムーバー」や「ステロイド系軟膏」もあると安心です。

おわりに

初めての親子登山。子どもの体力に合わせた山を選ぶのはもちろんですが、より楽しんでもらうためにはその子の性格や性別などの個性も考慮してみましょう。例えば、女の子だったら途中で四季の花々が楽しめる山を選んだり、好奇心旺盛な男の子なら、あえてちょとスリリングなコースを選んでみたりするのもいいかもしれませんよ。
また、登山の心得やマナーを事前に教えておくのも大切ですが、子どもは親の背中を見て育つもの。親御さんも事前の体力作りや、登山客に出会ったら率先して挨拶をするなど子供のお手本になるような行動をこころがけてみてください。

参考サイト

日本山岳会