子供に大自然の素晴らしさを教える時に伝えたいところ


子供に大自然の素晴らしさを教える時に伝えたいところ

ここ最近は一時期言われていた「子供の自然離れ」が嘘のように、休日には山や川でレジャーを楽しんでいる家族連れをよく見かけるようになりました。普段はなかなか子供を遊びに連れていけないけど、と旅先で自然と接する機会を作ってあげている親御さんも多いでしょう。そんなとき子供たちの目にはその風景はどう映り、そこから何を感じとっているのでしょうか。まだ幼いうちは「海って大きい!」「自然ってすごい!」とその目をきらきらさせてくれるだけで十分。でも少し物事がわかるようになってきたら、自然の素晴らしさを通していろいろなことを教えてあげたいと思いませんか?私たちが自然から学んできたことを、大自然という教室の中でぜひ子供にも伝えてあげましょう。

ありのままの美しさ

火山活動によってできたカルデラや火口湖、潮流の浸食で作られたリアス海岸。
そして、異世界のように神秘的な鍾乳洞や地底湖。どれも人間が一から作りだせるようなスケールではありません。こういった絶景の数々は、自然が何億年もの間に自然活動をくり返してようやく完成した天然の芸術品。
人間も同じように、周りに流されず自分を貫き続けることで初めて見えてくるもの、得られるものがありますよね。結果を急がないこと、妥協しないこと、そして本当の強さや美しさはその先にあるということをぜひ子供に教えてあげてください。

自然の強さ、恐ろしさ、共存

さざ波走る海原や草木のそよぐ野原。目の前に広がるそんな穏やかな風景からは、過去にそこで何があったかをうかがい知ることはできません。
ですが日本では昔から地震や台風、火山噴火など数多くの自然災害にみまわれてきました。
それでも昔の人たちは川の氾濫を防ぐために堤防を築き、飢饉を逃れるためにより強い作物を育て、自然と共存してきたのです。
ここ近年、地震や小規模噴火が頻発している日本。子供たちもその驚異や恐ろしさについてはすでに聞き知っていることでしょう。防災意識を新たにすると同時に、自然と人間、お互いにとって良いかたちで共存できる方法を次世代を担う子供たちに問いかけてみましょう。

限りある資源

何度となく天災にみまわれながらも、昔の人達がこの土地を捨てなかったのはここが資源豊かな国だったからです。島国という好立地を活かしての漁業、山から切り出された材木は燃料や資材に、自生する植物で命をつないだ人もいるでしょう。
そして、「エコ」や「リサイクル」という言葉がなかった昔の人たちも、すでに資源が有限であるということを知っていました。
江戸時代には一枚の着物を親から子に受け継ぎ、最後は燃料にして姿かたちがなくなるまで再利用したというエピソードが残されているくらい、昔の日本人のリサイクル精神は徹底されていたのです。
電気、ガスなどのライフラインが完備され、何不自由なく生活している現代の子供たち。その生活を支えているものの大半は自然由来だということ、再生や代替エネルギーの利用で限りある資源を次世代につないでいく必要があることをしっかり教えてあげましょう。

おわりに

子供たちが自然の中で遊びまわる姿が日常の風景だったのは、きっと私たちの親かそのまた親世代くらい昔のことかもしれません。
でも自然と接する機会が減った今の子どもたちにこそ、山や川は五感を刺激する魅力的な遊び場に見えるでしょう。
旅先で見られる幻想的な風景からも「CGみたい!」と現代っ子なりの解釈で、自然の素晴らしさを感じてくれているはずです。都会に住む子供にとって、「特別」なものになりつつある自然。私たちはずっとその中で生きてきたことや、私たち自身が自然の一部であること、教えてあげたいことは山ほどありますね。この機会に日頃は言えないお互いの気持ちや考え方、いろいろな話を子供としてみるのも良いかもしれませんよ。

参考サイト

早稲田こどもフィールドサイエンス